今回は、「オレたちバブル入行組」という本を紹介します。この本は、「半沢直樹」という2013年にドラマ化された物語です。主人公の半沢直樹が、東京中央銀行に就職する為に、面接を受けると言う風に物語が始まります。要はバブル期に入行した大学生だったのです。そして同期の学生たちと同様に半沢直樹も、銀行での夢を抱いて銀行員になったのです。
そんな半沢も、年月が過ぎ中間管理職の融資課長になりました。そこで事件が起きるのです。五億もの融資を抱えたまま、倒産した西大阪スチールという会社。その会社の融資の責任を、全て負わされる事になったのです。東京中央銀行大阪西支店の支店長浅野匡は、西大阪スチールの粉飾を見破れなかった事を、半沢の責任にしたのです。
支店長の浅野は、実は西大阪スチールの社長東田指図で、五億円の不正融資を行ったのでした。半沢は債権回収の為に、西大阪スチールを調べていきました。債権を回収出来なければ、一切の責任を負わされてしまうからです。そしてそうしている内に、不正融資の事を知るのです。半沢は浅野に対して不正融資を暴く戦いを挑むのでした。そんな銀行員の物語ですが、結構痛快で面白いので紹介します。