「船を編む」という映画を紹介します。この映画は、大渡海という辞書を作るその奮闘を描いたものです。主人公は馬締という、少しうだつの上がらない、真面目だけが取り柄の、目立たない営業マンだった男性です。この男性が、玄武書房辞書編集部にスカウトされるのです。
辞書を作るというのは、大変な仕事で、何年も掛け「言葉集め」という作業をし、言葉を一つ一つ調べ上げ編集していくのです。とても気の長い大変な作業なのです。この作業を馬締は、抜群のセンスでこなしていきます。こんなにも地味で細やかな作業を、何年もの月日をかけて行っているのだと初めて知りました。
そして馬締はこの後に登場する香具矢という女性と出会うことになります。この女性は、下宿先の家主・タケというおばあさんの孫で、料亭「梅の実」で板前の修業をしています。そして馬締はぎこちないながらも、恋文という古い書き方で書いたラブレターを香具矢に渡してどうにかその思いを伝えます。結局恋は成就するのですが、その場面は結構面白い様に描かれていました。
その後、何年かが過ぎ、辞書作りが日々行われていきます。馬締も結婚し編集部の主任になります。こんなに何年も辞書作りには時間がかかるのです。そんな映画ですが、面白いですのでお勧めします。
「ゼロ・グラヴィティ」という映画を紹介します。宇宙での船外活動中に多量の宇宙ゴミが発生し、その衝突で事故が起こります。そしてその事故で、医療技師のライアン・ストーン博士という女性が宇宙に投げ飛ばされてしまうという風に、この映画は始まります。
宇宙の無重力の状態で、身動きが取りにくそうで本当に混乱する状態をこの映画では上手く描かれていました。この主人公は、この危機的な状態からどうにか救出され助かるのですが、一つの困難が終わると次の困難が現れ、次から次へと困難と闘わなければいけない状態が続きます。
宇宙なので宇宙服の酸素不足にも悩まされます。そうして地球へ生還するために、色々な方法を探すのですが、本当に困難極まります。やっと着いた宇宙ステーションからの宇宙船での脱出は成功するのか?ハラハラどきどきのこの映画をお勧めします。