今回は、5月に体験実習に行かれた方の報告とその時のあかつきの支援について紹介いたします。

★Bさん

Bさんは『ヘルパー2級』の資格を持っており、介護の仕事に就きたいと希望しています。

「デイサービスで働きたい」とのことで、5日間、市内の高齢者デイサービスセンターで実習をされました。

実習先では、デイサービスに来られた方を迎え、お茶を配り、体操やリハビリ、レクレーション等に一緒に参加。

入浴後に利用者様ひとりひとりに声をかけ、ドライヤーで髪を乾かすことにも挑戦しました。

スタッフの方々やデイサービスの利用者様とコミュニケーションできるだろうかと緊張や不安を抱えていましたが、

夜は早めに寝、朝は時間に余裕をもって出勤し、気持ちを落ち着けました。

途中、しんどくなって頓服を飲むこともありましたが、最後まで実習に取り組むことができました。

スタッフの方からこの仕事の楽しさ、大変さ、奥深さを聞いたり、感じたりしてとても充実した5日間だったようです。

「やっぱりこの仕事に就きたい。お年寄りと関わりたい」という気持ちを新にし、6月も別の施設で実習を予定しています。

車いすを押す介護士のイラスト

 

★今回のあかつきの支援

①実習先を探す

できるだけ早い時期に実習をしたいという本人の希望から、職場体験事業を使わず、今までお世話になったことのある実習先に直接電話で依頼しました。受け入れ可能な実習先を責任者の方が探してくださいました。

②実習事前打合せ

まずは実習先探しの窓口になってくださった責任者の方、実習先のセンター長、支援者で打ち合わせをしました。Bさんの簡単な紹介資料を作り、実習の目的を説明。実習先の見学をさせていただき、具体的な実習日程、指導担当者など大まかなことを決めていきました。

③実習打合せ

受け入れ準備が整ったところで、Bさんと実習先に訪問し、顔合わせに同席。

④実習同行

実習初日は誰でも緊張するものです。開始から2時間ほど、実習の様子を見守り。Bさんが場に少し慣れてきたところで退出。

⑤1日の振り返り・職場訪問

Bさんの初めての体験実習ということもあり、毎日実習終了後に近くの喫茶コーナーで面談。体調や実習の様子を聞き、ご本人の力を知り、今後どのような支援が必要なのか情報を集めます。時には職場に行き、現場のスタッフから様子を伺います。

⑥実習振返り(反省会)同席

実習終了日にBさん、スタッフの方々との振返りに同席。Bさん、現場のスタッフからの感想や評価をいただき、今後の就職活動に活かします。

 

今回は実習先探しから始まり、支援者自身も緊張の連続ではありましたが、無事実習を終えることができ、受け入れてくださった事業所、スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

実習をやり遂げたBさんの大きな成長も支援者にとっては励みになります。達成感に満ちた顔を見られるのはとてもうれしいです。