今日は、「ぼくらの七日間戦争」と言う本を紹介します。宮沢りえ映画初出演で、1988年に映画化を、しました。結構昔の小説ですが懐かしく思い、手に取りました。この本は、東京下町にある中学校の一年二組の男子生徒が、河川敷にある工場に立てこもり、そこを解放区としてバリケードを作り占拠し、大人たちへの反乱をするという物語です。
1968年5月、約二千人の学生が、神田三崎町の経済学部一号館に集まり”二百メートルデモ”を、日大生として初めて行いました。この様な学生運動の時代を生きた両親の息子たちが、親の影響か、大人たちへの反抗の為に立ち上がり、工場を占拠して立てこもったのです。なんでも大人の言うことを聞くいい子であると言うことに対して満足が出来ず、学校の先生や両親、政府や警察の様な大人からの権力と闘おうと言うのです。
大人というのは、ずるくて汚れている身勝手な存在として描かれています。市長、校長に警察署長が汚職をしており、そんな大人の代表者達を相手に策を企て、叩きのめしてしまうのです。そして最後には、警官と衝突し解放区で戦います。その結果とは?こんな本ですが、面白いので紹介します。